2021-06

読書ネタ

医療事故に対する組織的改革の決定本!『失敗の科学』

なぜ医療事故はなかなか無くならないのか、なぜ航空業界は奇跡的に事故が少ないのか、失敗との向き合い方で、組織の方向性が大きく変わることがよく分かる本です。ビジネスや国際協力などの政治、スポーツ、個人の成長に至るまで、幅広く説明されています。
論文ネタ

アメリカで脊椎外科医になるにはコネが必要?!

日本の医師は、初期研修後に、自分の好きな専門分野へ進めますが、アメリカではそうではないようです。人気の専門領域は研修受け入れ人数に制限があります。脊椎外科は競争率の高い領域の一つですが、そこで選ばれるにはどうすればいいか、という論文です。
医者雑談

ナゼ医学論文が捏造されるのか ~研究モチベーションの拠り所は名誉欲!?お金!?

近年、国内外の大学などの大きな研究機関から、過去に発表された論文の不正が見つかり、取り下げられたりする不祥事がチラホラありますね。なぜ医学論文のねつ造が起きるのか、そもそもの論文発表モチベーションの点から考えてみました。
論文ネタ

「傷はツバつけときゃ治る」の科学的根拠

昔、転んで膝をすりむくと、「そんなもん、ツバつけときゃ治る!」って親戚のおじさんに言われたことありませんか?(そうですか、ありませんか・・・)昔からの迷信のようですが、ちゃんと科学的根拠を示す論文がありました!というわけでご紹介です。
読書ネタ

医療ミスを減らすために医者も読むべき本~『失敗学のすすめ』『BRAIN DRIVEN』

医療ミスの報道は後を絶ちません。しかしヒューマンエラーは必ず起きるものとして、その結果が重大にならないように、組織的に、システムで対処しようというのが、今や常識です。他の分野でも同様の考え方で対処していると思われ、参考になりそうな本を読みました。
読書ネタ

予防医学が腰痛も救う?~『LIFE SPAN~老いなき世界』を読んで

LIFE SPANという本で、最先端の予防医学研究について語られていました。決定的な治療法がない慢性腰痛の原因が、脊椎の構成要素の老化である以上、老化予防できれば、腰痛も予防できるのではないか?!と興奮しました。本について解説します。
勝手にメス入れ医療問題

「後医は名医」という悲しい現実の、それらしい理由

医師の世界には、後医は名医」という格言があります。前の医者では診断・治療が上手くいかなかったという患者さんが、後の医者ですぐ診断がついて良くなったという話です。ホントは前医の情報ありきの後医の手柄なのですが…。なぜそうなるのか説明します。
勝手にメス入れ医療問題

ネット上にある医療情報の真偽について~YMYLについて思うこと

Google検索でYMYL(Your Money or Your Life)すなわちお金と健康に関する情報は、被害を減らすため上位表示されにくくなってきてます。医師の立場としては当然の計らいと感じます。ネット上の医療情報について思うことを書きます。
せぼねの話

それ、本当に椎間板ヘルニアですか?!~偽ヘルニア疑惑

前医に腰椎椎間板ヘルニアと言われて、手術を希望して受診される方がいます。しかしその中には、椎間板変性(椎間板の老化)だけの偽ヘルニアも含まれています。腰痛だけの症状だと、手術で良くなる可能性が低くなります。これについて詳しく説明してみます!
勝手にメス入れ医療問題

名医の見つけ方~中の人にしか良い医者は分からない

良い医者はどこにいる?誰が知っている?初めて受診する場合は、病院やクリニックについてネット検索することが多くなっていると思いますが、ネット情報は何を信じていいのか迷うこともあります。良い医者の見つけ方について考えたことを説明します!
タイトルとURLをコピーしました