医療問題などを自分勝手に論じます。
『超ヤバい経済学』~女医さんの方が救命率が高い!?
『超ヤバい経済学』の中で紹介された分析結果では、アメリカのERでは女医さんの方が男性医師より死亡率が低かったそうです。他にも、すばらしい医者はランキングの高い大学の医学部に通い、一流病院で研修しているともあります。ああ耳が痛い・・・
遺伝子操作で筋力増強!?
マウスの腱にある、張力を感知するPIEZO1という膜たんぱく質の働きを強めるとジャンプ力や走力がアップするという研究結果の報道がありました。ドーピング利用も心配ですが、健康寿命延伸のためにも高齢者の筋力増強治療につながることに超期待です。
アメリカの医師射殺事件に思う事
先日アメリカで腰痛のオペを受けた患者が、術後も腰痛が続くことを理由に主治医などを射殺する事件がありました。オペで腰痛が治らないこともあるのは脊椎外科医なら常識ですが、日々感じる現代医療の限界にまつわる事件なだけに身につまされる思いです。
女性整形外科医はつらいよ ~ワーク・ファミリー・バランスの男女差
アメリカの整形外科医の中でも、女性医師の方が男性医師よりも家庭での責任が重く、キャリア、年収、ワーク・ファミリー・バランスの満足度において女性医師の方が低いようです。アメリカでもそうなのか。
脊椎内視鏡は脊椎オペ進化論の最先端? ~そりゃ言い過ぎかと。
脊椎内視鏡についてググっていたら、あるアメリカのドクターが一般人向けに記事を載せていました。「テクノロジーと技術の進歩が脊椎内視鏡を発展させてきた。脊椎手術の選択肢というのは、自然の進化論と考えられるかもしれない。」ちょっと攻め過ぎでは?
高い医療が良い医療とは限らない
日本ではデータがしっかりした治療については、国が認めた保険診療として低価格で受けられます。日本にも高額な自費診療が存在しますが、果たして他のサービス業のように高いものは良いものなのでしょうか?金融商品とも絡めてお話します。
健康食品の有効性を見分ける最強のツール、RCT
巷には、効果が明らかでないまま、さまざな健康食品が販売されていますが、この有効性を最も明らかにする臨床研究方法が、RCT(randomized controlled trial: ランダム化比較試験)です。健康食品への考え方を解説します。
「後医は名医」という悲しい現実の、それらしい理由
医師の世界には、後医は名医」という格言があります。前の医者では診断・治療が上手くいかなかったという患者さんが、後の医者ですぐ診断がついて良くなったという話です。ホントは前医の情報ありきの後医の手柄なのですが…。なぜそうなるのか説明します。
ネット上にある医療情報の真偽について~YMYLについて思うこと
Google検索でYMYL(Your Money or Your Life)すなわちお金と健康に関する情報は、被害を減らすため上位表示されにくくなってきてます。医師の立場としては当然の計らいと感じます。ネット上の医療情報について思うことを書きます。
名医の見つけ方~中の人にしか良い医者は分からない
良い医者はどこにいる?誰が知っている?初めて受診する場合は、病院やクリニックについてネット検索することが多くなっていると思いますが、ネット情報は何を信じていいのか迷うこともあります。良い医者の見つけ方について考えたことを説明します!