ドクターX 外科医・大門未知子 最終話 (2021/12/16放送) 勝手にまとめと検証 ~最後までずさんな感染対策・・・それはさておき未知子のゴールインも見たかった

医者雑談

こんにちは!
ドクターコンちゃんです!

ついに最終話ですが、
ドクターX 外科医・大門未知子 最終話 (2021/12/16放送)について、
勝手にまとめました。

(ネタバレありますのでご了承をm(__)m)

あらすじ

簡単なあらすじです。

前回、海外から視察に訪れた感染症研究者によって
新型のウイルスがもたらされました。

メディカルソリューション本部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)は、
国内唯一の感染患者を隔離、治療するため、
独りで感染症センターに立て籠ります。

早期のオペが必要な、
重度のすい臓がんを患っている蜂須賀を連れ出すため
大門未知子(米倉涼子)を始め
主要な外科メンバーはなんとか感染症センターに潜り込み、
蜂須賀を説得しようとします。

しかし実際は
蜂須賀自身が唯一の感染者であり、
感染を広げないために自らを隔離し
後世のために自分の血液データを採取するなど
研究を続けていたのでした。
(ウイルス名はSARS-CoV-3)

未知子は説得を続けますが、
その際に蜂須賀が倒れます。

未知子は一人で、
蜂須賀をストレッチャーに乗せて運び出します。

未知子は、
蜂須賀が開発していた
新型ウイルスに対する抗体を自らに注射し
たった一人で蜂須賀のオペを行おうと準備します。

そこに麻酔科医・城之内博美(内田有紀)が現れ、
自分もサポートすると言い
抗体を打ってオペ室に入ります。

さらに外科医の海老名敬(遠藤憲一)、加地秀樹(勝村正信)、原守(鈴木浩介)、看護師・大間正子(今田美桜)もオペに加わります。

ホワイト・ジャックこと、外科医・興梠広(要潤)は
感染症から逃げるためニューヨークに帰ると言って立ち去ります。

オペ中に蜂須賀の血圧が下がった時に
興梠が助っ人に現れ、ピンチを脱します。

さらにオペは進みますが、突然、蜂須賀が心停止になります。

未知子はとっさに開胸心臓マッサージを行い
心拍は再開します。

こうしてオペは成功します。

幸い、蜂須賀以外、一人も新型ウイルス感染者は出ませんでした。

回復した蜂須賀は、新型ウイルスの発生国(おそらくアフリカ大陸)に、
自分の採ったデータを持って助けに行くと未知子に打ち明けます。

そして蜂須賀は未知子に対し、
「ウイルス発生国の近くにタコの産地がある。
自分と一緒にタコを食べに行かないか」
と誘います。

蜂須賀は空港で未知子を待ちますが
彼女は現れず、蜂須賀は一人旅立ちます。

その頃未知子は
かつて蜂須賀と訪れた寿司屋で蜂須賀を待っていたのでした。

寿司を注文した途端に
寿司屋の大将が倒れ、心肺停止となります。

未知子はすぐさま大将の心臓マッサージを始めるのでした・・・。

新型ウイルスとはコロナウイルスの仲間のようです

蜂須賀の検査データに
SARS-CoV-3 : positive(陽性)とあったので、
ドラマに出てきた新型ウイルスとは
コロナウイルスの仲間のようです。

(新型コロナウイルスはSARS-CoV-2)

蜂須賀が抗体製剤を作っていましたが
おそらく自らの血液中に自然にできた
新型ウイルスに対する抗体を抽出したものではないかと思います。

独りで短期間に作っていることから
いわゆる血清でしょうか?

新型コロナに対する血清も試されていますが
劇的な効果があるようには聞いていません。

効果が分からない抗体を打って
大勢でオペに入るなんて
間違いなくクラスター発生、
ヘタしたら新型ウイルスによる死亡者も出かねません。

目の前の患者さん一人を救うために
他の大勢の人を犠牲にする危険を冒すことは
医者としてはやっぱりあり得ません。

一人でも他に感染者が発生していたら
この英雄的行動は
愚かな医者の暴走として非難される結果になったでしょう。

この慌てて作った抗体製剤が
全員にしっかり効いたという展開は
やっぱりマンガ的ですね。

現実の感染症は、そんなに甘くないぞと。

なんか第1回でも同じようなこと思った気がします・・・

今さらこのドラマにツッコミませんが(^^;)

ウイルス血症患者に大手術はあり得ない・・・

蜂須賀は発熱もあり、
おそらくウイルスが体にたくさんいる状態(ウイルス血症)と思われ、
そのため倒れたと考えます。

またまた突っ込んでもしょうがないですが
ウイルス感染が活発な時にこんな大手術を行うのは、
術中・術後の死亡リスクが高いと思われます。

新型コロナの仲間としたら
ウイルス感染単独でも全身の血栓症も起き得ますし、
オペの侵襲でさらに血栓症リスクも上がり、
オペが成功しても
DIC(播種性血管内凝固症候群)による多臓器不全などで
死亡リスクが上がるのでは。

また新型コロナ同様、
おそらく呼吸器感染が主なので
全身麻酔による術後呼吸器合併症リスクも
相当なものかと。

未知子は失敗しないかもですが、
患者さんが生き残れるかは別問題です。

でもいいんです。

これはリアリティを追求したドラマではなくて
おとぎ話のようなドラマなのですから。

(と自分に言い聞かせながらも、ツッコまずにはいられない・・・)

ちなみにボク的には
最後にもう1回、ナースXに登場してほしかった・・・

未知子と蜂須賀がくっつくとこが見たかった

医学的なことは置いといて、
今作は、初めて未知子の浮いた話がチラホラでてきましたね。

とうとう、とうとう、
あの大門未知子が、
性格悪い天才外科医の顔から
ひとりの女の顔になるのか!?

と、密かに期待しておりました(^-^;

未知子もまんざらでもなさそうでしたしね。

でもここで蜂須賀とくっついちゃったら、
次のシリーズがやりにくくなりますよね。

くっついて、また離れてみたいな
普通の男女関係の過去が
未知子の設定に加わってしまうと
それはそれでこのドラマの魅力がなくなるかも。

男女関係含めて人間関係が不器用で
普段はイヤな奴だけど
闘いになるとめちゃくちゃ強くて頼りになって、
彼のやさしさを
知ってる人だけは知っている・・・

なんか少年漫画のダークヒーローっぽいっすね。

あだ名もデーモンだしね。

これからも大門未知子は
ボクらのダークヒーローであり続けて欲しいものです。

突然召喚されたデーモン
突然召喚されたデーモン

ちょっとアンタ、
今さらだけど、
米倉涼子ファンなだけじゃないの?

耳元で羽音がうるさい妖精
耳元で羽音がうるさい妖精

そうよそうよ。
普段はドラマなんか
嫌いとか言ってるくせに。

・・・い~んです!面白ければ!(川平慈英的な力技)

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました~!!!

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