こんにちは!
ドクターコンちゃんです!
『となりの億万長者』っていう名著があります。
この本を読むと億万長者になれるとか
そういうハウツー本や自己啓発書の類ではありません(^^;)
アメリカの学者が
100万ドル(約1億円)以上の純資産を持つ
億万長者と言われる人々の実態について
調査した結果をまとめた本です。
アメリカの富裕層と呼ばれる人たちが
どんな人たちなのかが分かります。
見た目フツー、実は億万長者
驚いたことに、
ほとんどの富裕層は
着ている服も
住んでいる家も
乗っている車も
いたってフツーということです。
中所得者向けの中古住宅街に住んでいる
ウチと見た目は何ら変わらない隣人が
実は億万長者だった、ってな感じです。
彼らは皆、普通の仕事をし、
質素倹約で
コツコツ金融資産を貯め
いつの間にかお金持ちになっていた、
という人たちが多いそうです。
医者は資産が築けない
ちなみにアメリカの富裕層にも
会社経営者は多いですが、
その社長たちは
自分の成功は運の要素も大きいと考えているようです。
そのため自分の子供には
自分の跡取りになるより、
弁護士、公認会計士、医師などの
専門職についてほしいと願う人が多いとのこと。
実際、アメリカの会社のうち、
2代目でつぶれる会社が大半で、
3代目ではほとんどの会社がつぶれているそうです。
この本の中で
アメリカの医者の
資産状況についても触れられます。
アメリカの医者は
日本に比べて高給取りで有名ですが、
多くの医者はそれに見合う資産は築けていないそうです。
(すなわち定義上、億万長者ではない)
周囲の派手な医者に合わせて
自分や家族が高級な生活をし
ジャンジャン浪費してしまうからです。
逆に、質素な暮らしをしている少数の医者は
やはり億万長者だそうです。
日本の医者も、
アメリカよりは収入は少ないですが、
浪費してしまって
資産を築けない点については
似ている人が多い気もします(^^;)
子供にモノやお金を与えるな
この本の中で
一番ボクに刺さったのは、
子供の経済的成功のためには
モノやお金を与え過ぎてはいけない、
という点です。
上記のことは良く耳にしますが、
データ的にも
億万長者は
親からの多額の遺産相続や
金銭的支援を受けていない人たちがほとんどだそうです。
そういった
質素倹約が身についた億万長者は
自分の子供に対しても
質素倹約するよう教育します。
そういう子は
やはり億万長者になる
可能性があると。
逆に金銭を親からもらいすぎて
経済的自立ができない子供たちについて
実際の例を挙げて説明されています。
贅沢をさせられ過ぎたり
金銭的援助をされ過ぎたり
多額の遺産を遺されたりなど、
自分の努力で得たわけではないお金を親から受け取って
億万長者になっている人はほとんどいないそうです。
先ほどの
会社が2代目、3代目でほとんどつぶれるというのも
お金持ちが子供を甘やかした結果であるかもしれません。
つまり、
自分の子供が億万長者になるためには、
(もうちょっと控えめに言うと
経済的に自立するためには)
贅沢させず
質素倹約を身につけさせ
自分の力だけで
ゼロから資産を築けるようにしなければいけない
ということです。
子供がかわいければ、
経済的余裕があったとしても
敢えてケチな親でいなければいけない。
ということは、
自分はどんなに稼いだとしても
子供には遺さず、
黙って自分で使ってしまっていいというコトでしょうか(^^;)
それが子供のためだと(>_<)
まさにDie With Zeroですね。
まとめ
子供のためを思えば
子には贅沢をさせずに
親はコッソリ使い切る方が良い・・・
実際には
これを実践するのは
親側の相当な根性が必要です。
子供をあやすのも
一緒に遊んだり何かをするのも
親の時間が取られて
大変なこともあります。
そんな時
モノを買い与えてしまえば
とりあえずその場は
子供はご機嫌になるので
親は楽です。
でもその積み重ねが
最後は子供の将来を蝕むという、
純然たる事実・・・
また、どんなに資産があっても
資産が無いような生活スタイルを
子供に見せなければいけません。
(これも結構、信念が必要ですね・・・)
まさに、となりの隠れ億万長者。
何のためにお金持ちになるのか
よく分からなくなってきますが(^^;)
でも感情の問題は置いといて
データはデータですからね(>_<)
ボクも医者の端くれですから
数字で示された科学的事実は
信じますので。
子供に対しては
お金を使うより
時間を使えってコトですかね。
明日からたくさん働いて稼いで
子供のために
全部自分で使い切るぞ!(?)
(なんかダメ親の言葉に聞こえてきたゾ・・・)
というワケで、
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました~!!!
(そんなだから
医者は資産築けないんだよ・・・
って最後に気づいた|д゚))
コメント