男性医師4人だけで祝った いつかのメリークリスマス その①

医者雑談

こんにちは!
もうすぐクリスマスですね!(現在10月1日)
オジサンになり、
クリスマス前にハラハラしなくなったのが嬉しい
ドクターコンちゃんです!

そういえば昔、
地方の病院に勤務していた時、
男医師だけで楽しく(?)
クリスマスを過ごした時のことを思い出しました。

(新型コロナ流行よりずっと前のお話なので、
人が気軽に集まれていたことに違和感を覚えますが)

昔々、若かりし頃、
海辺の町の病院で働いていたことがあります。

海辺の町と言っても、
湘南やマイアミみたいなアゲアゲビーチではなくて
とある地方の港町です。

つまり漁村?

いやいや、そこは敢えて、港町です(^^;)。

イメージ図 ⇓

当時はこういった医療過疎地の病院へは
大学病院の医局人事にて
医師が飛ばされる派遣されておりました。

そういう事情のため、
派遣される医師は独身若手医師が多かったです。

若手だけでは心許ないので
ベテラン中堅医師も派遣されますが、
そういう人は都会に家があって、
自分だけ平日単身赴任ということも
ちょこちょこあったかと。

田舎で店も少なく、
みんな友達も近くにいないので
病院から徒歩圏内の小さいフレンチレストラン、
というかビストロを行きつけにして
ヒマな医師が夜な夜なたむろしてました。

イメージ写真

毎日フレンチ食べるわけじゃないすよ(^^;)
ハイカロリー過ぎますし。

晩御飯に困った独身医師のために
シェフが特別にサンマ焼いたりしてくれてました。

さて、年の瀬が迫ってきたころ、
困った問題が浮上してきました。

毎年悩む、クリスマス問題。

だいたいいつも店に顔を見せる面子は決まっていて、
彼女がいる、いないとかもお互い把握してます。

いよいよクリスマスイブが翌日に迫ったある日、
いつものビストロのカウンターで会議が始まりました。
(というか予定立てるの遅すぎだろ(´・ω・`)

ドクターコンちゃん

ちなみに、明日のクリスマス、どうする?

マブダチ医師K

オレはちょっと・・・、野暮用あるわ。

ドクターコンちゃん

ちっ(軽く舌打ち)
Aセンセは?どうすか?

Aセンセ

オレはヒマやで。コンちゃんは?彼女とかええの?

ドクターコンちゃん

ま、まあ、その日は空いてますね。
(ずっと空いてるがね・・・)

Aセンセ

そんなら、ここで過ごそうや。
シェフ、クリスマスイブの夜、席空いてる?

シェフ

その日はおかげさんで、
カウンターまで満席やわ!!!

ドクターコンちゃん

・・・

Aセンセ

・・・

満面の笑みを浮かべるシェフを尻目に、
なんだか二人して、
お先真っ暗な前途にモーレツに絶望し
「かんぱ~い」
と力なくグラスを打ち合わせました。

そんときのキモチ ⇓

心象風景

地元から遠く離れた地に勤務し、
イブが平日では、
家族や友人とクリスマス飯を食べに帰るわけにもいかず・・・

ちょっと待て、そもそも
クリスマスはキリスト聖誕祭だろ。

誰かと一緒に過ごさなきゃいけない決まりも無ければ
クリスチャンでもないなら、いつもの日常だろ。

と、現実逃避を始め、
かといって一人でイブに居酒屋へ赴くほど
まだ達観もできていなかったボクは
ビストロからの帰り道、
DVDでもいくつか借りこんどくか・・・と考えておりました。
(当時はまだ映画のストリーミング再生は一般的ではない)

すると翌日、Aセンセから電話が。

Aセンセ

コンちゃん!
Bセンセが家でクリスマスパーティーやるから来ないかって!

ドクターコンちゃん

行きます!!!

願ったりかなったり、
渡りに船とはこのことよ
と即答しました。

そん時のキモチ ⇓

心象風景

Bセンセはボクら独身医師仲間内でも面倒見がよく、
独身女性医師も含めたグループで
ちょくちょくホームパーティー(といってもアパートですが)を
開催してくれていたのです。

ボクはウキウキしながら
クリスマスパーティーらしく
多少のおしゃれをして
誰が集まってるんだろうと
ドキドキしながら
Bセンセの部屋のドアをノックしました・・・

その時、ボク達は
まだ知らなかったんだ。

あんな展開が待っていたとは・・・

その②へ続く・・・

コメント