どーも!ドクターコンちゃんです!
前回の続きです。
(ちなみに、新型コロナ流行より、ずっと前のお話です)
クリスマス・イブに
行く当てもなくさまよっていた
子羊のようなボクらを
クリスマス・パーティーへと導き
救済してくれたBセンセ。
(おお、クリスマスっぽい流れだ)
Bセンセの部屋のドアをノックし、
ボクの名前をドア越しに告げます。
「どうぞー」
という声に促され
いつものごとく
鍵の掛かっていないドアを
勝手に開けました。
(病院職員だけのアパートなので、
セキュリティ感覚はゆるかったです(^^;))
看護師さんとか女医さんとか
たくさん居たらどうしよう、
狭いんじゃないかな
と勝手に心配をしながら玄関をくぐります。
そんときの妄想イメージ ⇓
あれ?
Aセンセ?
Bセンセ?
以上?
あれ?
〇〇先生(よくつるんでる仲の良い女医さん)は?
ああ、都合悪いって。
まあ、よく考えたら
女医さんに声かけてること自体、
失礼かもだけど(^^;)
看護師さんとかは?
後から誰か来ます?
みんな都合悪いよ。
これで全員。
誰か呼べる人いる?
・・・そりゃそうだ。
ボクとしても、
イブ当日になって、女性をパーティに誘う根性もないし。
こうしてボク達の
男だらけの
クリスマス・イブ・パーティーは幕を切った・・・
まあ、いいじゃないですか。男だけでも。
みんなで楽しく
おいしいクリスマスディナー食べて、お酒飲めれば。
さて、
クリスマスですしね。
今夜のメニューは・・・
クリスマスらしく・・・
寄せ鍋!!!
ん?
あれ?
チキンは?
いつもBセンセは皆のために
自分で料理もふるまってくれるんです。
だから、自分で作ってもいないのに
文句言っちゃなんなんですが、
鍋かい!!!
不覚にも心の中でツッコんでしまいました(^^;)
「メリー・クリスマース!!!」
兎にも角にも、男3人でビールを乾杯し、
鍋をつつき始めました。
さっきは思わずツッコんでしまいましたが、
さすがはBセンセ、
美味しいです。
Bセンセは、まさにボクらの
救世主(メシヤ ≒ 飯屋)(怒られるわ)
(おお、またクリスマスがらみだ)
テレビでクリスマス特集の
バラエティ番組を見ながら
鍋を食べてると、
当初の焦燥はどこへやら
なんだか家族でご飯食べてるような
ほのぼのした気分になってきました。
でも3人だとちょっと寂しいすね。
そうだね~。
コンちゃん、誰かおらん?
C先生は?
あ!
そう言えばヒマしてるかもです!
電話してみますわ!
C先生はボクよりいくつか年上の上司で、
単身赴任です。
先生!
今、Aセンセと、Bセンセの家で鍋食べてるんですが、
よろしかったら来られませんか?
う~ん・・・どうしよっかな・・・
じゃあ行くわ・・・
数分の逡巡の後、
Cセンセも来ることに承諾されました。
最初のボクと同じく、
男だらけのクリスマス鍋パーティーに
違和感を覚えたのでしょう。
Cセンセが加わったことで、
なんだか場があったまってきました。
結局、男4人集まって飲めば、
いつでもどこでも楽しいと。
ちょっとイタいけど、
結構楽しいな!
ですよね~!
ビールも進み、
クリスマスの事なんか完全に忘れて
みんな盛り上がっておりました。
鍋も終わりになった頃。
Bセンセが鍋を片付け、
キッチンから何やら両手で持って戻ってきました。
それを見た皆が、
一瞬言葉を失い、固まりました。
Bセンセが持ってきたのは、なんと、
ホールケーキ
目の前の現実を忘れ
浮かれていた俺達の足元を
何かにつかまれた気がした・・・
その③へ続く・・・
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