整形外科医がスプラッター映画を見て思うコト。”うわ~、どうやって治そう・・・?”

映画な話

こんにちは!
ドクターコンちゃんです!

ボクはこー見えて(どー見えてだ)
映画好きなので、
たまに流行りのスプラッターホラー、
サイコスリラーみたいな映画も観ることがあります。

医者になる前は、そういう映画を観るとき
血がドバーって出たりすると、
うわ、コワイーと目を覆いたくなったものです。

しかし、医者になって
大事故のケガ人の手術なども行ってくると
そういう映画の見方が変わってきました。

映画では、何らかの凶器やトラップで
ケガを負わされるシーンが多いです。

一瞬で首がちょん切られたりする場合は
何ともなりませんが、
胸やお腹を刺されたり、
銃で撃たれたりされるシーンでは、
どこの臓器が損傷してそうだとか、
これは助かりそうかとか
冷静に考えてしまいます。

手足の開放骨折や切断みたいなシーンがあると、
実際の臨床現場でも目の当たりにしてきてるので、
コワイという思いより、
患者さんを思い浮かべて、

ドクターコンちゃん
ドクターコンちゃん

うわ、かわいそうに。
これは痛そうだな~

と思ってしまいます。

さらに、
骨、血管、神経、筋肉などの損傷具合を思い浮かべ、
あまりに損傷がひどそうだと、

ドクターコンちゃん
ドクターコンちゃん

うわ~、どうやって治そう・・・?

ってなります。

また、大きなけがは、
治ったとしても何らかの後遺症が残るので

ドクターコンちゃん
ドクターコンちゃん

治せても後が大変だな・・・

ひどいことするな・・・

と暗くなります。

職業病でしょうか・・・?(^-^;

観る人を怖がらせようという
製作者の意図とは違う反応をしている気がするので、
ボクはこういう映画では
正しく楽しめていない気がします・・・

思い出すと、『SAW(ソウ)』シリーズは
特に整形外科的な外傷が
ちょこちょこ出てきたな~と思います。

こうやって
自分を外側から見てみると、
職業柄、
普段は感覚がマヒしてしまってますが、
整形外科って結構エグイ仕事だな
とも思います。

そういうのが平気でないと
そもそも外科は出来ないでしょうケド(^-^;

ここらへんの感覚が
あまりに一般の人とかけ離れてしまうと
一般的な認識とズレてしまって
非常識になってしまうかもしれないので
たまにホラー映画を観て(?)
自分を見つめ直すのもいいかなと。

(すでにズレている気も・・・)

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました~!!!

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