ドクターX 外科医・大門未知子 第6話 (2021/11/18放送) 勝手にまとめと検証 ~良医・原守がカッコいい回

医者雑談

こんにちは!
ドクターコンちゃんです!

今回もドクターX 外科医・大門未知子 第6話 (2021/11/11放送) について
勝手にまとめと検証をしました。

(ネタバレありますのでご了承をm(__)m)

あらすじ

簡単なあらすじです。

神原名医紹介所の所長・神原晶(岸部一徳)が、
中国最大のITグループ会長の9歳になる息子・王弥六(吉田隼)の
肝芽腫を治療するため
かつて東帝大学病院にいた外科医・原守(鈴木浩介)とともに
患者を中国から連れてきます。

原守はフリーランス外科医として中国で働いており
王弥六はネットで噂のドクターXが原守だと勘違いし、
自分の手術を信頼する原守に依頼していました。

中国での経験で自信をつけていた原守は
王弥六は自分が治すと意気込みますが、
大門未知子(米倉涼子)による再検査にて
衝突癌という二つの癌がぶつかって
門脈など周囲組織を巻き込んでいる
難しい状態であることが発覚します。

原守は王弥六に
自分では治せないと謝ります。

王弥六は未知子に中国でオペをしてくれと依頼し
両者とも中国に渡る運びとなります。

退院する段になって王弥六が腹痛を訴え
腫瘍部位の出血が疑われたため
原守の執刀で緊急手術が始まります。

そしてお決まりの術中トラブル。

腫瘍が下大静脈に癒着している部位での出血で
血圧が下がり
皆がパニくる中、
成田空港から戻ってきた未知子が執刀医交代、
難しいオペは成功します・・・

患者さんの前でカッコつけてしまう医師の性(さが)

今回は疾患とか術式については
ボクとは畑違いなので
検証は置いといて感想ですが、
原守に感情移入する部分が多くありました。

まず患者さんの前で
できるフリをしてしまうということについては
自分でも思い当たるフシがあります。

ボクも若かりし頃、
本当はまだあまり経験は少なく
オペに不安もあるけど
担当した患者さんは信頼してオペを任せてくれるので
期待に応えたくて
自信がない素振りは見せないようにしていました。

そんな自分に心苦しい思いを抱いていたことがあります。

実際には若いうちは
自分一人でオペが完結できないことも多々あるワケで
必ず指導医とともにオペに入り
指導やサポートを受けて何とか完遂するものです。

よく患者さんからの質問で

先生が執刀するんですよね?

と聞かれましたが、
当時は、若い自分のオペが心配なのかなと思い、

ドクターコンちゃん

もちろんボクと、
あと経験のある別の医師とも協力して行います。

と正直に答えてました。
(後に、自分に執刀してほしいと
信頼を寄せてくれていたのだなあと
分かるようになりましたが(^^;))

その頃は術後も
なんだか自分の力でオペできた気がしないので
患者さんに感謝されても
複雑なキモチになったものです。

そのことを上司に相談したこともありますが、
「いいんだよ、それで」
で片付けられましたが(^^;)

今になって思えば、
上司の協力を仰いだにせよ
患者さんの期待に応えることができたのだから
やっぱりそれでいいんだなと納得してます。

患者さんに謝れる原守がカッコいい

原守のように
初めはデキるフリをしていたけど
後で難しい状態だと分かって
やっぱり治せないと謝るというのは
一般的にはカッコ悪いかもしれません。

しかし
逆に自分ができる領域に自信を持っていなければ
できないことについてハッキリと言えません。

若いうちは何にもできないので
何でもできなきゃいけないのだと気負い
難しい領域も見分けがつかず
できないものもできると
取り繕いたくなるものです。

医者としては原守のように
自分を信頼している患者さんに対して
期待に応えたいけど無理な時、
自分の限界を正直に伝えて
違う選択肢を選ぶ道を残してあげることが
真に患者さんのことを思った行動だと思います。

だから原守カッコいい。

(感情移入しすぎて
ドラマ見ながら何か泣きそうになりました( ノД`))

実際にこの後、
王弥六は未知子にオペを依頼していますしね。

未知子にお礼を言った原守がカッコいい

最後はお決まりのパターンで
未知子のおかげで
誰もが無理だと思った難しいオペは成功します。

原守が、いつもいがみ合っている未知子に
大きな声でお礼を言ったシーンは
思い出しても泣きそうになって
鼻水出てきました(/ω\)

原守はホントに
患者さんを助けたかったんだなあと。

術後、目覚めた王弥六が
「やっぱり原先生だったんだね」
と言った時の原守の複雑な心境は
若い頃の自分と重ね合わせて

ドクターコンちゃん

分かるわ~

って感じです。

見栄とかプライドとか超越して
真摯に患者さんに向き合う原守は
医師の鏡です。

未知子のカッコよさを毎回演出しているドラマですが、
医者としては
今回ばかりは名医・未知子よりも
良医・原守の方がカッコよく感じました。

まとめ

一般の人とは違う感想なのかもしれませんが、
今回は原守が良かったわ~
と、このドラマにしては珍しく
トゲトゲしくない後味でした。

自分も担当してもらうなら
原守のような医師がいいなと。

(でも未知子にはオペをサポートしてもらってと(^^;))

原守のような良医っぷりと
未知子のような名医っぷりを
併せ持った医師になりたいもんだと思います。

というワケで、
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました~!!!

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